実験中の曲
昼間の実験中に音楽は聞かない。
ラジオをかけっぱなしの研究室もあるけれど、うちは違う。実験室内でイヤホンをつけているのは特に好まれない。
理由は、イヤホンをつけていると機器のブザー音や異音が聞こえない場合があるからだ。さらに自分は、音楽を聴いていると、作業によってはミスすることがある。以前も30本のチューブに試薬を100ulずつ分注する時に電気グルーヴを聴いていて、あれ、どこまでいれたっけ、となった(選曲のせいもあるかもしれない)。
でも実験中、自分の頭の中には大体音楽が流れている。
曲は日によってまちまち。自分は嵌るとそればかりリピートするので、どんな作業をしていても、頭の後ろの方ではその曲が微かに流れている。それが非常に心地よい。
夜中、実験室に誰もいなくなり、待ち時間があるとiPhoneで音楽をかける。気力が残っている日は、歌って踊ったりする。試薬棚のガラス戸に写る自分が滑稽で、さらに楽しくなる。同僚や後輩が見たら驚くだろうな。
最近は、
- ファレルのHappy
- 布施明の君は薔薇より美しい
- 坂本慎太郎の好きではないけど懐かしい
- 空気公団の音階小夜曲
- Art of noiseのmoments in love
- Michael とJustin のlove never felt so good
で密かに歌ったり踊ったりしている。
そんなことより実験しろ、とは自分でも思う。でも、だから自分はやっていけるのだ。
今日は解析室でuku kuutのVision of Estoniaを聴いている。自分は本当にこの曲が好きだ。